モスクワの思い出を描いていきます。
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美術館へ
 ライラックを講義の合間に描いてみた。今日は水彩で少し。
ライラックをクロッキー帳にインクと水彩で。
美術館へ夕方行って水彩の続き。本とスカーフも加える。
水彩続き
今週は膠を塗ってみよう。

美術館近くのアパートを見上げると、おもしろいレリーフが。
美術館斜向かいのアパートのレリーフ
ライラックが展望台前、大学周辺、家の近所もきれいに咲いてよい香り。
ライラックの垣根
マロニエの豪快な花が揺れている。これで、モンブランクリームケーキが作れるかも。
マロニエの三角に咲く花。
モスクワの夕方はピンクパープルに染まる。
近所のダーウィン博物館
ビデオコンフェレンス「カント哲学」
 アメリカの大学とモス大哲学学部の院生のためのビデオ学術会議「哲学の交差点」が夕方5時から10時まで続いた。教官数人とネイティブと学生15人位のグループで、大きなカメラの付いたモニターのスカイプを通じて、一人15-30分の発表と質疑応答、ディスカッションを行う。モスクワのグループは英語で用意して発言、アメリカ人教授と国際課助教授がまとめ役、アメリカのグループはロシア語で発言、ロシア人教官が通訳もしながら、休憩を挟んで5時間に及ぶ演習だった。飛行機代も必要ないし、お互いにカメラに向かって手を振って、ハロー、ハローと楽しそう。
米露の学生会議

20年前は、こんな授業ができるなんて、夢にも考えていなかった。ロシア人は皆、英語堪能だ。将来、日本の大学と交換が頻繁にできるようになったら、私もこんな授業がしてみたいと思ったが、語学力なしに哲学は語れない。授業で簡単な楽譜を使ってみているが、ロシア語で説明するために専門用語がまだまだ分かっていない。何年いても必要な用語が探せない。色も同じく、ロシア語自体に色名が少ないのか、すぐ思考停止だ。自筆楽譜図書館があり、展覧会、音楽会場があり、よい人脈ができているのに、情報の偏りはどうしたものか。

タンポポ、リンゴ、ライラック、コデマリ、チューリップ、梨、マロニエ、他、名の分からない花が一気に咲き、この冬から初夏へのテンポは目まぐるしい。何でそんなに急ぐのか、温度差が70℃はあるためか。毎日の自然の変化の中で、自分も咲きそうになってしまう。ブルガノフ美術館にある、上半身が花束になって咲いている女性のブロンズが、全く今の気分だ。この時期は、変化、進化が求められている。
ライラック

夜景
大学はガラガラ
 冬から夏へ、服装も変わり、学部の入口で背中のタトゥーの人に撮らせてもらった。



講義の合間に、教科書の挿絵を下書きしてみた。ペンに水彩より、鉛筆がよさそうだ。明日は誰も来ないかも。こういう日を狙ってプロベルカが受講者の人数を調査しにくる。今日明日で8時間マイナスされたら、ああ、家賃はどうしよう。

昨日は中央芸術家会館でサルミャンの個展と公募展を見た。子供部門もあって、サンクトのレーピン芸大付属美術学校の生徒のが気に入った。子供でも馬に乗った戦争の絵、歴史や政治家の絵が多く、ちょっと驚く。学校のテーマのようだ。音楽小学校の生徒も出品していた。

http://www.cha.ru/ru/exhibitions/2012/maj/xxii-moskovskaya-mezhdunarodnaya-vyistavka-konkurs-sovremennoj-zhivopisi-vzolotaya-kist-2012v-i-xx-moskovskaya-mezhdunarodnaya-vyistavka-konkurs-detskogo-izobrazitelnogo-iskusstva-vzolotaya-kistochka-2012v.html

http://www.mosconsv.ru/ru/event_p.aspx?id=131501
美術館へ

アルシュに水彩で、後から表面を油彩で描くつもり。

(29日は)日中29℃まで上がった。まだ、地面も建物も冷えているのでそれほど暑くはないが、風が強く、紙を押さえた画鋲が飛んでしまった。ここ数日ほこりっぽく、乗り合いバスはザラザラだ。木曜にユーゴ・ザーパトナヤの化学工場で爆発があり、空が真っ黄色になり、風は中心街に向かった。もう、マスコミも福島福島とは言えなくなるだろうと思っていたら、花粉(パニック恐れて)ですって。

画面は下塗りのつもりで始め、真っ黄色になった。バックのショールから、琳派の影響で金箔や平面的なのが分かる。デッサンも手や顔の向きを変え、右下に本か何かもう一つ、考えよう。油彩から下地が透き通って見えるようにしたい。

春の訪れ
 つい2週間ほど前まで、夢うつつに春1番、2番、3番が吹き荒れるのを聞きながら、もう、春だと予感はあったが、雪が残っていた。


イースターの日曜から、突然の陽気で20℃近い日が続いて春雨がしとしと降り、気がつくと木の芽がいっせいに吹き、芝生が緑のジュータンに! 







マロニエの新芽もすぐ緑に。

これが、あっという間に生い茂るのだ。

モスクワ大学正門前から展望台への芝生の日本の桜24本(数えると16本しかない。枯れたのか、ダーチャに持って行かれたのか)も開花。
桜の花模様

大学正門前の日本の桜
日本の桜、ロシアはリンゴの花、アルメニアはアプリコットの花を愛でる。遠くから見れば同じ。

冬、東京での交流会でお会いした大谷さんから、桜の写真を送って頂いた。


日本ではレジャーと無縁で連休などは意識したことがなく、こちらでも5月の祝日は2日間のみ、しかし、振り替えが複雑で、今年は・・・  月と土の講義の変更はこういうことになっている。この2週間、今日は何日? 何曜の時限?教室は?と、うろつきそうだ。

4/28(土)は30(月)分の授業をし、
30(月)は28(土)の講義、
5/5(土)は7(月)の授業、
7(月)は5(土)の講義、
8(火)は12(土)の講義を振り替える。
黄金の仮面賞


今年のロシア舞台芸術「黄金の仮面賞」第18回には、スタニスラフスキー&ネミロービッチ=ダンチェンコ音楽劇場のA.チテリ演出「ホフマン物語」http://matrona.jugem.jp/?eid=223 が最優秀オペラに輝き、同劇場同演目で指揮者E.ブラージュニク(オペラ)とF.コロボフ(バレエ)に最優秀指揮賞、最優秀女優賞を同劇場の「人魚姫」(演出J.ノイマイエル、英)のA.ハムジナ(人魚の水中バレエ)と総なめ、同音楽劇場が現在ロシア最高の劇場であることがやっと証明された結果である。最優秀バレエ賞は同劇場へのバレエ「あなたに死を」演出振り付けナッチョ・ドアット(スペイン)、最優秀歌唱賞A.シャギムラトワ(女声、タタールスタン劇場、ルチア役)、最優秀男声賞をW.ワイト(ジャマイカ、マリインスキー劇場のゲルギエフ監督オペラ「真夏の夜の夢」ボットム役)、そして、舞台芸術賞は同マリインカ「死せる魂」http://matrona.jugem.jp/?eid=344 のZ.マルゴーリン、照明賞はボリショイのD.イズマギロフ、作曲賞はバレエ音楽のL.デシャトニコフが得る。

http://www.goldenmask.ru/spect.php?id=783&year=18&cat=2&nom=-6

http://www.goldenmask.ru/fest.php?year=18&area=136

かなり以前からダンチェンコ音楽劇場の水準が遥かによいことは知られていたが、賞は後から付いてくるもの、なるようになる。


ゲルギエフのイースター音楽祭第11回 
http://www.easterfestival.ru/info/about/gergiev/ 


美学科主催国際会議「科学の芸術」第1回
 
4月4,5日は中央芸術家会館地下で、美学科主宰の国際会議と展示会が開かれた。地下会場は初めて見る。

遠近法

牛乳に色素を落とした映像

頭蓋骨



体内、光の色を変えて補色などを見る

光を当てると鳴る楽器

万華鏡

結晶化(アセトンナトリウム)



打ち上げ 館内の食堂は内装されていた。

連れ合いは全く関心なく、会場にも来なかった。中途半端な遊びということか。

http://www.thesecret.tv/ 
政治学部講義

松里公孝教授の講義が19−28日まで平日6PMから政治学部で毎日あり、やっと伺えたのは最終日の授業前で、一瞬お会いすることができた。日本人留学生も大勢来ているかと思っていたが、一人もいない、残念。パワーポイントには英文でグルジアとオセチヤの5日戦争とあった。先生は法学博士で北大スラブ研究室のご所属。テーマ「ユーラシアにおける文化地政学とトランスナショナリズム "Культурная геополитика и транснационализм в Евразии" 」で、8回の講義を英語でなさったようです。ごくろうさまでした。広い教室に学生が4人しかおらず、申し訳なく思いました。
Gokurousamadeshita!
ここしばらく(5,6年か)、学生の多くが出席せずデモクラシーだと言っていた。もちろん、100%出席する一握りの学生もあり、本当によい方々で学術にも対人的にも誠実である。ISAAでは専門科目を40%欠席すると試験が1度しか受けられなくなるルールがある(追試が受けられず、すぐ留年)。しかし、思い返せば、私の出身高校(一貫制)はあらゆる理由をつけて教科書を使わず試験(中間期末年末)というものをせず、生活即教育として労働などに当てて「雇い人を置かない」学校だったので、理由をつけては勉強せず学校に来ない一部の学生を見るとむしろ微笑ましい。大正デモクラシーの自由と似ていますね。

千葉のイーストウェスト国際教育グループ「双葉外語学校」の副校長の加藤先生がウクライナ国際会議からモスクワへいらしている。トベルスカヤのお好み焼き屋さん「オコノミー」でセミナーと交流会を数回行ったそうです。学部にも2度いらして下さいました。有難うございます。

美術館で油彩の続きを少し描き、次の静物は水彩のアルシュの全紙を使うことにし、水張りのやり方を聞いてみた。バスタブに水をはって浸し、板に回して裏で留めるらしいが、どうもバスタブは荒っぽいし、それだけの道具を揃えるならカンバスの方がよい。
Oil

http://www.holbein-artistnavi.com/artist/oil_paint.html

美術館へ
ぼたん雪の降りしきる街を美術館へ(3/25 3PM)。

続きを描く。

半地下の「小さなルーブル」の新しい展示は、シャガール、ダリ、コネンコフの木彫など。



T大のクラスの学生さんの木彫り。




オペレッタ劇場の「マウグリ(狼少年)」
午前中から雪がよく降り、描く場所をきょろきょろ探しながら、オペレッタ劇場へ行く(25日)。

ここ数年はミュージカルとオペレッタの演目が半々だが、公演数の6割がミュージカルで、3月は「モンテクリスト」13回、「シンデレラ」4回、「マウグリ」3回、「ボリショイカンカン」1回で若い層にミュージカルの人気がある。今日は昼間に2幕ミュージカル「マウグリ」、夜は2幕オペレッタ「Mr.X」。歌唱とセリフ、テンポの速いバレエ、アクロバットが面白く、舞台美術もよく、レーザーを使った場面が散りばめられて、客席の子供たちの歓声が頻繁に上がり、楽しんでいるのがわかる。今日は劇場のほとんどが小学生くらいの子供たちで占められ、治安がよくなったのか無防備にはしゃいでいた。土日の昼の公演のあるボリショイの「イヨランタ」「チッポリーノ」オペレッタの「モンテクリスト」「シンデレラ」「こうもり」「マウグリ」「モンマルトルのすみれ」など親子劇場としての人気が高い。子供のころから気軽にオペラにも親しむことができる。

狼少年といえば、羊飼いの少年が狼に怖気づいて、何度も大人の助けを借りているうちに信用されなくなり、狼のボスに狙われた時には誰も耳をかさず、羊を全部食われてしまった・・・ 頼りない人間に財産を預けるなという教訓のイソップ物語もあるが、オペレッタ劇場の狼少年は、森で狼や動物たちと暮らす自然児(捨て子)で動物語がわかり、青年期に若い女性に恋して人間に目覚めるお話で、1場に子役が出る。(数年前にトベルスカヤ地方で狼に育てられている子が報道され、キーロフ地方、他にも実話があり、人間社会に戻らなかった女性もあるらしい)聴衆は森が大好きなロシア人なので、鳥、へび、さる、くま、狼、それぞれの特徴をつかんだ歌と踊りに心底興奮し声を上げて感情移入している。すごいのは、それぞれの歌い手が逆立ち、側転、空転をし、棒を使ったアクロバットをこなし、かなり激しい踊りを呼吸も乱さず歌いながらやってしまうことだ。体力もあり、野性味あふれる演技が気持ちよい。子役マウグリD.サルケシヤン、青年マウグリはA.バベンコ、登場する動物たちには名前が付いていて黒豹のバギーラ(L.ルッラ)、へびのカア(V.ボガチェンコ)、くまのバルー(V.シュリャフトフ)、おおかみのボス、アケラ(O.コルジュ)、メスおおかみのラクシャ(V.バリャコフ)、トラのシェル・ハン(V.イワノフ)、女性は名がなくSop.O.ラトニコワ、他。オペレッタのモチーフはR.キプリング、演出V.チェヴィック、音楽とリブレットV.スタシンスキー。

最近の子供たち。Youtubeから
カラオケ”Notre Dame de Paris - Belle”
http://www.youtube.com/watch?v=S94HwZk3RXc

http://www.youtube.com/watch?v=-XB7aftz6zY&feature=related

Edith Piaf "Padam, Padam"
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=P4RpIelePz0&feature=endscreen

http://www.youtube.com/watch?v=Kya3c4WJZAk&feature=endscreen